温泉施設でレジオネラ菌が検出される理由

query_builder 2024/04/01
レジオネラ菌
温泉でレジオネラ菌が検出される理由

いえピカの記事をご覧いただきありがとうございます。



「〇〇温泉を利用した男性がレジオネラ症を発症した」「〇〇で国の基準値の50倍以上となるレジオネラ菌が検出された」など、レジオネラ菌に関するニュースが話題になることが増えました。


レジオネラ属菌は検出されると重い肺炎を起こして最悪は死に至るので、この2023年2月の事件から保健所は本格的に調査をしていると聞きます。


この記事では、なぜ危険なレジオネラ属菌が温泉・入浴施設で繁殖してしまうのか?をまとめています。

温泉施設でレジオネラ菌が検出される理由

レジオネラ菌についてのニュース

レジオネラ菌についてのニュース

昨今では、日本中で基準値を何倍も超えたレジオネラ属菌が検出されメディアで話題となりました。



年月日 発症場所
2023年2月24日 福岡県の旅館
基準値3,700倍のレジオネラ属菌が検出
2023年9月27日 福井県の温泉施設
基準値2,300倍のレジオネラ菌が検出
2023年10月10日 青森県の温泉会館
6倍のレジオネラ菌が検出
2024年2月27日 岐阜県の温泉施設
レジオネラ属菌検出
2024年2月28日 鳥取県の温泉施設
基準値50倍以上のレジオネラ菌が検出

2024年インターネット上で掲載された報道の一部



レジオネラ属菌が検出されると、施設側は自主休館や営業停止の行政処分を受ける可能性があります。

レジオネラ属菌が繁殖する理由

レジオネラ菌がアメーバを捕食する

浴槽水の中では食物連鎖があり、最下部に栄養源(有機物/土埃)があります。


それを細菌が捕食し、細菌を単細胞生物(アメーバ等)が捕食します。


浴槽水は、温かく栄養分があるので、浴槽や循環ろ過装置の内部及び配管に、ぬるぬるした膜ができます。


これを、生物膜(バイオフィルム)といいます。


この生物膜の中は、レジオネラ属菌が寄生するアメーバなどの原生動物にとって繁殖しやすい環境です。


そしてレジオネラ属菌を捕食する生物は浴槽水に居ません。


つまり食物連鎖の頂点に君臨するレジオネラ属菌が検出されるということは、その下の生物や汚れが豊富に存在しているので汚れているということです。


また、入浴施設には、打たせ湯、ジェットバス、ジャグジーなどが多く設置されていますが、これらはエアロゾル(霧状の水)が発生しやすいので厳重な衛生管理を必要とします。





レジオネラ属菌のさらに厄介なところは、生物膜があることで洗浄剤や抗菌剤を通すことが難しく、そのため除去することが困難であるという点です。


その理由として、バイオフィルムの内部は栄養分が豊富である とともに、消毒薬剤や紫外線等による 殺菌作用からも保護されているからです。


レジオネラ属菌の繁殖源を断つためには、バイオフィルムと呼ばれる増殖の場を取り除き、新たな発生を防ぐ対策が重要です。



生物膜の中で増えたレジオネラ属菌は、浴槽の中に流れ込んで人に感染します。


生物膜を除去せずに(浴槽やろ過装置の洗浄が不十分なまま)浴槽水に塩素だけを添加しても、生物膜の中にいるレジオネラ属菌には効きません。


また、レジオネラ属菌は自然界に多く分布している細菌なので、不特定多数の人が出入りする温泉では侵入を防ぐことができません。


つまり、温泉・入浴施設にはレジオネラ属菌の繁殖する好条件が整っており、なおかつ塩素消毒を行ってもレジオネラ属菌の除去に対してほとんど効果が期待できないということが、レジオネラ属菌がたびたび検出される理由と考えられます。



浴槽のレジオネラ対策:日頃の清掃

浴槽のレジオネラ対策

レジオネラ対策を行うためには、日々の清掃・管理を行うことも重要です。



毎日の清掃・消毒


ヘアーキャッチャー(集毛器)は毎日、内部を清掃し、塩素系薬剤で消毒します。



適切な全換水


日常的な換水を心がけましょう。もし毎日が難しい場合でも、週に1回以上、浴槽を完全に換水するようにしてください。


換水の際は、浴槽の凹凸や壁なども含めて徹底的に清掃し、ぬめりを完全に取り除き、最後に塩素系の薬剤で消毒します。


*特に木製浴槽の管理は注意が必要です。



ろ過器及び循環配管の管理


週に1回以上、ろ過器を十分に逆洗浄してたまった汚れを取り除きましょう。


同時に、適切な消毒方法を用いて、ろ過器や循環配管に付着した生物膜を除去してください。

生物膜の再形成を予防するために

管理のポイント

生物膜の再形成を防ぐためのポイントは、水質の管理を徹底することです。



1.毎日の浴槽水の消毒

浴槽水中の遊離残留塩素濃度を頻繁に測定し、通常0.4mg/L程度(最大1.0mg/Lを超えない。)を保ちます。


なお、入浴者が多い場合は、浴槽水の汚濁によって塩素の消費が増大するため、残留塩素濃度の管理に特に注意する必要があります。



2.定期的なレジオネラ属菌検査

浴槽水のレジオネラ属菌定期検査を実施します。(循環ろ過系統毎に行われる場合が多いが、浴槽毎に検査を行うことが望ましいとされています。)



3.管理記録の保存

水質検査結果や残留塩素濃度の記録、浴槽水の入れ換えや高濃度塩素による追加消毒の履行などは、詳細な記録簿に記入し、これを3年間保管します。


これらのデータをレジオネラ属菌の検査結果と照らし合わせ、必要に応じて管理計画を見直します。



4.打たせ湯やシャワーには循環している浴槽水を使用しない。



5.入浴者に対して、浴槽に入る前にあらかじめ体の汚れを落とすよう、注意書き等で注意喚起する。



レジオネラ属菌と生物膜は密接に結びついており、生物膜の形成が感染リスクを高めています。


温泉・入浴施設や水循環系統の管理者は、定期的な清掃や消毒、水質管理の徹底を通じて感染予防に努める必要があります。

まとめ

温泉施設 レジオネラ対策

温泉・入浴施設では、レジオネラ属菌が繁殖する環境であるため、適切な管理が必要となります。



当社では、レジオネラ対策や水質検査等について相談を承っています。


ご不明点やご質問がございましたら、お気軽にお問い合わせください。




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