エアコン内部クリーン機能は必要?効果や使い方を解説
いえピカの記事をご覧いただきありがとうございます。
エアコンの内部クリーン機能は、カビや臭いの発生を抑制し、清潔な室内環境を維持するための重要な機能です。
しかし、その具体的な効果や使い方について理解している人は少ないかもしれません。
以下に、内部クリーン機能の効果や使い方について詳しく説明します。
ちなみに、エアコンの「自動お掃除機能」とは別機能なので、そちらは別ページにまとめてあります。
エアコンの内部クリーン機能について
内部クリーン機能の効果
カビの予防と抑制
冷房や除湿運転が終了した後、内部クリーン機能は室内ユニット内部を自動的に乾燥させます。
湿度を取り除くことで、カビの繁殖を予防し、室内空間を清潔に保ちます。
これにより、カビの発生による健康被害や悪臭の問題が軽減されます。
湿度とカビの関係については、別記事でも記載しています。
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臭いの軽減
内部クリーン機能は湿気を取り除くため、エアコン内部で発生する可能性のある悪臭を軽減します。
特に湿度の高い季節や場所で、内部クリーン機能を活用することで快適な空気環境を維持できます。
なお、内部クリーンを使う前に発生してしまったカビ・雑菌、そこから発せられる嫌な臭いについては効果がありません。
それらが繁殖する前に、定期的に内部クリーンの機能を使うことをおすすめします。
室内空気品質向上
カビや雑菌の抑制、悪臭の軽減、エアコン内部の清掃が組み合わさることで、室内空気品質が向上します。
清潔な空気環境は健康への影響を軽減し、快適な生活空間を提供します。
エアコンの内部クリーン機能の仕組みと種類
エアコンの内部クリーン機能は、「自動」と「手動」の2種類があり、メーカーや機種によって異なります。
自動で内部クリーン機能が働く場合、冷房や除湿運転が終了すると、勝手に動き出します。
多くの場合、内部クリーンの機能は60~140分程度の時間稼働します。
この時間内にエアコン内部の湿気を取り除き、カビや雑菌の繁殖を防ぐことが期待されます。
エアコンの内部クリーン機能は、特に冷房や除湿運転の後に使用することで効果的です。
特に自動で動き出す場合にあるのが
「なんだかうるさいな・・・」
ということ。笑
内部クリーンの機能の仕組みについて知らないと、勝手に動き出す場合は特に、ただうるさいだけなので止めてしまう人もいるようです。
ただ、前述したように内部クリーンの機能はエアコンを快適に使用するための機能ですので、使うことをおすすめします。
エアコン内部クリーンのデメリット
エアコンの内部クリーン機能にも一部のデメリットが存在します。
デメリットとしては、下記の2点です。
①温度上昇
エアコンの内部クリーン機能が作動すると、送風ファンやヒーターが動作し、部屋に暖かい風が供給されます。
真夏などの高温時には、この暖かい風が部屋の温度を上昇させるため、使うタイミングには注意が必要です。
特に自動で内部クリーンの機能が稼働する設定になっている場合は、熱中症のリスクにも繋がりますので、自分で意図せず使わない場合は気をつけましょう。
このデメリットを軽減するためには、内部クリーン機能の使用を、屋内に人がいなくなるタイミングに使用するようにするか、他の冷房モードでの利用を検討することが考えられます。
②嫌な臭いの可能性
内部クリーン機能が湿気を排除する際に、既に内部に存在するカビやホコリなどの汚れを動かすことがあります。
これにより、一時的に嫌な臭いが発生する可能性があります。
この臭いを解消するためには、エアコン内部の定期的なメンテナンスやクリーニングが必要です。
定期的なお手入れが行われれば、臭いの発生を最小限に抑えることができます。
内部クリーン機能を利用する際には、温度上昇や臭いの発生といったデメリットに注意しながら、適切なタイミングやメンテナンスを行うことが重要です。
これにより、エアコンの快適性を維持しながら、清潔な環境を提供することができます。
エアコン内部クリーンの使い方
エアコンの内部クリーン機能の使い方は、各機種により異なりますが、一般的には冷房や除湿運転の終了後、自動的に作動します(ただし、機種によっては設定が必要な場合があります)。
手動で行う場合は、リモコンの「内部クリーン」ボタンを押すことで簡単に作動させることができます。
内部クリーン機能を利用する理想的なタイミングは、冷房や除湿運転後、内部に湿気や結露が発生している時です。
自動設定がされている場合は、これらの運転が終了した後に毎回内部クリーン機能が自動で稼働します。
この機能の主な目的は、「カビや雑菌の繁殖を抑制」すること。
したがって、冷房や除湿運転後に毎回内部クリーン機能を利用することで、内部を清潔に保つことができます。
長期間エアコンを使用しない場合でも、1~2ヶ月に1回程度の頻度で、内部クリーン機能を作動させて内部を清潔に保つことがおすすめです。
ただし、メーカーや機種によって使用方法が異なるため、説明書を確認することが大切です。
エアコン内部クリーン使用時に気をつけること
エアコンの内部クリーン機能の使い方として気をつけなければならいことがあります。
それは、これから出かけるので部屋に誰もいなくなるタイミングで使うということ。
また、夏場の夜は寝る前だけ冷房をかけ就寝中は冷房を切る人もいると思いますが、寝るときに内部クリーンの機能が働かないようにしておかなければなりません。
なぜかというと、内部クリーンの機能というのは、弱い暖房機能のようなものでもあるため、部屋の温度上昇があり特に夏場は使い方に気をつけることが大切です。
また、効果的に内部クリーンの機能を使用するための注意点もあります。
詳細としては、以下のような事柄になります。
時間の確保
内部クリーン運転は60~140分続ける必要があります。
この期間中は別の機能が利用できないため、使用予定の時間帯を考慮して運転することが重要です。
途中での停止注意
途中で内部クリーン運転を止めると完全に乾燥できず、効果が得られない可能性があります。
運転を開始したら、指定の時間を確保するよう心掛けましょう。
部屋温度上昇
送風や暖房を使って内部を乾燥させるため、部屋の温度が2~3℃上昇することがあります。
この温度変化に注意して、快適な環境を保つようにしましょう。
季節的な検討
内部クリーン機能は冷房や除湿運転後に作動するため、季節的には蒸し暑い梅雨時期や夏に活用されます。
これを踏まえ、使用予定の季節に合わせて計画的に運転すると良いでしょう。
臭いの注意
エアコン内部が汚れている場合、内部クリーン機能の運転中にホコリやカビの臭いが発生する可能性があります。
既に汚れが見られる場合は、内部の掃除が必要です。
エアコンは内部クリーン機能を使いこなし、定期的にクリーニングする
エアコンの内部クリーン機能は確かにカビや雑菌の抑制に一役買ってくれますが、完全にこれらを排除するのは難しい場合があります。
内部クリーンの機能を使い始める前や、使わなかった間に発生したカビや雑菌に対する効果は少ないと考えられるからです。
また、エアコン内部のホコリや汚れには効果が期待できないため、定期的に業者によるエアコンクリーニングの検討をおすすめします。
特にホコリやカビが集まりやすいフィルターは外して洗うことができるため、自身でお手入れすることが可能です。
フィルターの定期的な清掃だけでも、不快な臭いを発生させずに済む効果があります。
エアコンの性能維持や健康面を考えると、定期的な清掃は重要なステップと言えます。
さいごに
エアコンの内部クリーン機能は、使い方がわかるとエアコンを衛生的に使用するために必要な機能ということがわかります。
エアコンの内部クリーン機能使う + 自分でフィルターのお手入れをすることで、可能な限り内部をきれいに保てるようにしていくことができます。
そして、1~2年程度を目安に業者に依頼してエアコンクリーニングの検討をおすすめします。
当店では、エアコンクリーニングも承っています。
お問い合わせやご質問がございましたら、どうぞお気軽にご連絡ください。
お客様のご要望やご質問に丁寧にお答えし、お手伝いいたします。
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