レジオネラ除菌の正しい方法と専門業者へ依頼するメリット

query_builder 2026/09/18
レジオネラ対策
レジオネラ除菌の正しい方法と専門業者へ依頼するメリット

不特定多数の人が利用する大浴場や施設の浴槽は、一見キレイに見えても裏側の配管にリスクが潜んでいます。


本記事では、施設管理者様に向けて「レジオネラ除菌の正しい方法」と「専門業者へ依頼するメリット」を分かりやすく解説します。

循環配管洗浄によるレジオネラ属菌対策の基本と専門業者に依頼するメリット

レジオネラ菌が入浴施設で発生する原因と放置するリスク

レジオネラ菌が施設で発生し、問題となる原因は「お湯が循環して滞留すること」にあります。


特に24時間いつでも入れる循環式の浴槽や、お湯が一定の温度(20℃〜50℃)に保たれた環境は菌が最も好む状態です。


もし配管洗浄などの適切な対策を怠り、菌が基準値を超えて増殖してしまうと、以下のような致命的なリスクが発生します。


利用者の健康被害(レジオネラ肺炎など)

菌を含んだ細かい水滴(ミスト)を吸い込むことで、重い肺炎を引き起こすことがあります。高齢者や体力が低下している方の場合、命に関わる重篤な事態になるケースも否定できません。


保健所による営業停止処分

定期的な水質検査で菌が検出された場合、保健所から指導や営業停止処分を受けることになります。安全の確認が取れるまで、2週間から1ヶ月以上の営業ができなくなる事例も実在します。


重大な風評被害と経済的損失

営業停止になれば売上が途絶えるだけでなく、「衛生管理に問題がある施設」として報道される恐れがあります。一度失った信頼を取り戻すのは容易ではなく、閉館を余儀なくされる施設もあります。



施設に関わるすべての人を守るためにも、発生原因を断つ配管洗浄は義務とも言える重要な業務です。

配管洗浄がレジオネラ対策で重要な理由

レジオネラ菌 バイオフィルム

循環配管洗浄とは、浴槽とお湯をきれいに保つ「ろ過器」を繋ぐパイプの内部を専門の薬剤で洗浄することです。


なぜこれがレジオネラ属菌の対策に不可欠なのでしょうか。理由は、毎日お湯を換えて浴槽の表面を掃除していても、配管の奥に溜まる汚れは落とせないからです。


配管の内部には、入浴者の皮脂やアカイ、水道水の成分などが混ざり合った「湯ドロ」や「スケール」が蓄積します。これが時間の経過とともに、ヌルヌルとした膜のような「バイオフィルム」へと変化します。


このバイオフィルムこそが、レジオネラ属菌が繁殖する絶好の「巣窟(隠れ家)」になってしまうのです。


日々の管理で塩素消毒を行っていても、塩素はバイオフィルムの表面で弾かれてしまいます。


そのため、膜の内部に潜むレジオネラ属菌を完全に死滅させることは極めて困難です。


定期的に専門の洗浄剤を使い、バイオフィルムごと根こそぎ剥ぎ取る配管洗浄が必要とされるのはこのためです。

現場でよくある失敗事例と見落としやすい衛生管理のポイント


これまでさまざまな施設の衛生管理をお手伝いしてきた中で、特に注意していただきたいポイントがあります。
ここでは、現場で起こりやすいケースをもとにご紹介します。



【よくあるケース①】塩素管理をしていれば問題ないと思っていた

毎日きちんと塩素濃度を管理しているにもかかわらず、水質検査で突然菌が検出されるケースがあります。

原因のひとつとして考えられるのが、配管内部に形成された「バイオフィルム」です。


日常的な塩素消毒だけでは、この膜の内部まで十分に作用しない場合があります。


そのため、配管内に残った汚れや菌が浴槽側へ流れ込み、水質に影響を与えることがあります。


【よくあるケース②】費用を優先して簡易的な洗浄を選んでしまった

洗浄費用を抑えるために簡易的な清掃を行ったものの、配管内部まで十分に洗浄できていなかったというケースもあります。


見える範囲がきれいになっていても、配管の奥に汚れが残っていれば、そこから再び菌が増殖する可能性があります。


結果として再度洗浄が必要になり、当初よりも費用や手間がかかってしまうこともあります。


【見逃しやすい場所】浴槽以外の配管にも注意

衛生管理というと浴槽や循環配管に目が向きがちですが、シャワーホースや水位計につながる連通管なども注意が必要です。


特に、お湯や水が滞留しやすい場所は汚れや菌が残りやすくなります。浴槽の循環配管だけを見るのではなく、関連する設備も含めて定期的に点検・洗浄することが大切です。


【定期的な配管洗浄で衛生状態を維持】

配管内部は外から状態を確認しにくいため、日常的な塩素管理に加えて、定期的な洗浄を組み合わせることが重要です。


施設の利用状況や設備によって適切な洗浄頻度は異なります。


特に利用者が多い施設や高齢者施設などでは、衛生状態を確認しながら洗浄のタイミングを検討しましょう。


また、自治体や施設の種類によって管理基準が異なる場合があります。管轄する保健所などの指針も確認しながら、施設に合った衛生管理を行うことが大切です。

信頼できる専門業者が行う循環配管洗浄の具体的な流れ

施工手順


専門業者による配管洗浄は、配管内部に蓄積した汚れを浮かせ、排出し、最後にしっかりとすすぐ流れで行われます。


あらかじめ施工の流れを把握しておくと、見積り内容の確認や当日の作業もスムーズです。



【STEP 1】施工前の準備・設備確認

浴槽や循環設備の状態を確認したうえで、洗浄に必要な量の水またはお湯を浴槽に張り、作業の準備を整えます。


【STEP 2】洗浄剤を入れて配管内を循環

配管内部に付着したバイオフィルムや汚れに作用する専用の洗浄剤を投入します。

循環ポンプやろ過設備を稼働させ、洗浄液を配管のすみずみまで循環させます。


【STEP 3】配管内部の汚れを浮かせて排出

洗浄剤を循環させることで、普段は目に見えない配管内部に蓄積した汚れや付着物を剥がしていきます。

剥離した汚れを浴槽側へ排出し、配管内部を洗浄します。


【STEP 4】排水・すすぎ・中和

洗浄後の水を排出し、新しい水を使って配管内部を十分にすすぎます。

洗浄剤が配管内に残らないよう必要な中和処理を行い、安全に使用できる状態まで仕上げます。


【STEP 5】最終確認・水質検査

浴槽や設備を清掃し、施工後の状態を確認します。

必要に応じて水質検査用の検体を採取し、洗浄後の衛生状態を確認します。


よくある質問(FAQ)


Q1. 大浴場や温浴施設の配管洗浄には、どれくらいの施工時間がかかりますか?
A1. 大浴場の配管洗浄は、一般的な1系統であれば最短3〜4時間程度で施工可能です。実際の作業時間は、浴槽の大きさや数、循環配管の構造、設備の状態などによって異なります。


Q2. ホテルや介護施設の配管洗浄では、営業停止や休業が必要ですか?
A2. 多くの場合、配管洗浄のために何日も休業する必要はありません。ホテル・旅館・介護施設・温浴施設などでは、利用者の少ない時間帯や営業時間外など、施設運営への影響を抑えた施工方法をご提案できます。


Q3. 風呂や浴槽の配管洗浄に使用する薬剤は、設備を傷めませんか?
A3. 配管洗浄では、浴槽や循環配管などの設備に配慮した専用洗浄剤を使用します。配管や浴槽の材質、設備の状態を確認したうえで適切な方法で施工するため、設備への影響を抑えながら配管内部を洗浄できます。


Q4. レジオネラ対策は、毎日の塩素消毒だけでは不十分ですか?
A4. レジオネラ対策では、日常的な塩素濃度の管理に加えて、循環配管内部の定期的な洗浄が重要です。配管内部にバイオフィルムが形成されると、その内部に微生物が残りやすくなるため、専門的な配管洗浄によって汚れやバイオフィルムを除去する必要があります。


Q5. 大浴場や温浴施設の配管洗浄は、どのくらいの頻度で行う必要がありますか?
A5. 循環式浴槽の配管洗浄は、施設の利用状況や設備の状態に応じて定期的に実施することが重要です。特にホテル・旅館・温浴施設・高齢者施設など、不特定多数の方が利用する浴槽では、レジオネラ対策の一環として適切な衛生管理と定期的な配管洗浄が求められます。


Q6. 介護施設の機械浴や個浴も配管洗浄が必要ですか?
A6. はい。介護施設や高齢者施設の機械浴・個浴についても、設備に応じた清掃や衛生管理が重要です。特に機械浴は構造が複雑な設備もあるため、配管やホースなどに汚れが蓄積していないか確認し、設備に適した方法で洗浄することが大切です。


Q7. 大浴場の配管洗浄後は、その日のうちに入浴できますか?
A7. 適切なすすぎや中和処理などが完了し、安全に使用できることを確認できれば、施工当日から浴槽を使用できる場合があります。そのため、ホテルや温浴施設などでも、営業への影響をできるだけ抑えながら配管洗浄を実施できます。


Q8. 配管洗浄とレジオネラ菌の水質検査を一緒に依頼できますか?
A8. はい。配管洗浄からレジオネラ属菌の水質検査まで一括で対応可能です。洗浄と水質検査をまとめて行うことで、浴槽・循環配管の衛生管理を一元化しやすくなります。


Q9. 関東で大浴場・温浴施設の配管洗浄を依頼できますか?
A9. はい。東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城・栃木・群馬の関東全域で、ホテル・旅館・介護施設・温浴施設などの配管洗浄に対応しています。施設の設備や浴槽の状況を確認したうえで、適切な施工方法をご提案します。


Q10. 施設の配管洗浄の見積もりには、どのような情報が必要ですか?
A10. 配管洗浄の見積もりでは、「施設の種類」「浴槽の数」「浴槽のおおよそのサイズ」「配管洗浄を最後に実施した時期」などをお知らせいただくとスムーズです。設備の写真や配管・循環設備の情報がある場合は、より具体的な施工内容や費用をご案内しやすくなります。


記事のまとめ

循環配管洗浄は、見えない配管内のバイオフィルム(ヌルヌル汚れ)を取り除き、レジオネラ属菌の増殖を防ぐために必須のメンテナンスです。


塩素消毒だけでは防げないリスクを回避し、営業停止や健康被害から施設を守るためにも、最短3〜4時間で営業を止めずに施工でき、洗浄から水質検査まで一括対応できる信頼できる専門業者へ相談し、年1回以上の定期的な洗浄を心がけましょう。




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